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大河ドラマ「おんな城主直虎」の放送によって、浜松への観光客がかなり増加しそうです。
その一方で「そもそも浜松って何があるんだっけ?」と思われる方も少なくないのでは?

この記事では、浜松にある観光スポットの中で、歴史に関係のある場所を7つご紹介します!
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浜松の歴史観光スポットその1:浜松城

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まずは浜松のシンボルともいえる、徳川家康が青年期の17年間を過ごした浜松城です。

徳川家康が1,586年に駿府城に移った後は、浜松城の代々の城主は徳川と縁の深い譜代大名が務めました。その中には幕府の重要な職についた大名も多かったので、浜松城は「出世城」と呼ばれるようになります。

浜松城主に任命されるという事は、幕府での出世街道に乗るというイメージだったようです。
まさに「栄転の地」といった言葉がピッタリですね。

※参照:浜松城と徳川家康の関わりや江戸時代以降の歴史について解説

浜松の歴史観光スポットその2:摩訶耶寺

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※参照:http://makayaji.web.fc2.com/

2つ目にご紹介するのは摩訶耶寺(まやかじ)です。
なんともミステリアスな名前ですね・・・

摩訶耶寺の歴史は、なんと726年にさかのぼります。
この寺を建てたのは、東大寺の大仏や天平文化などで知られる聖武天皇です。

また、鎌倉時代初期に作られたこのお寺の庭園(摩訶耶寺庭園)は静岡県最古の庭園として知られ、平安時代のみやびな趣きが漂う観光スポットとして知られています。

四季折々の花も楽しめるので、庭園散歩をしながら平安貴族気分が楽しめるかもしれませんね。

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浜松の歴史観光スポットその3:二俣城

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3つ目にご紹介するのは二俣城です。
武田信玄、勝頼と徳川家康が激しく戦った場所としても有名ですね。

中でも有名なのが、1572年の10月に武田信玄がこの城を落とす際に用いた「奇策」ではないでしょうか。徳川攻めの重要な拠点である二俣城を落とすために、武田軍はこの城を包囲します。


しかし二俣城を攻め落とすことは難しい…。信玄は考え抜いた末に、二俣城の給水ルートである天竜川沿いの断崖に設けた井戸のやぐらを破壊する作戦を実行します。

その作戦とは、たくさんのイカダを天竜川の上流から流し、やぐらの柱に激突させて破壊するというもの。この作戦は見事成功し、その後の三方ヶ原の戦いへと繋がっていきます。

二俣城を訪れる際は、ダイナミックな戦国合戦絵巻のひとコマを想像しながら散策するのも楽しそうですね。

※参照:三方ヶ原の戦いを簡単に解説。徳川家康の敗因とは?

浜松の歴史観光スポットその4:賀茂真淵記念館

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※参照:http://www.shizufan.jp/netamap/seibu/57436/


中区出身の江戸時代の国学者・賀茂真淵の業績を紹介した賀茂真淵記念館では、万葉集を中心に研究し、国学を樹立した賀茂真淵の業績をみることができます。

国学とは、日本古来から伝わるわが国独自の文化や考え方などを研究する学問で、特に賀茂真淵は万葉集を研究することで和歌の発展に尽力しています。
実際、賀茂真淵は1000首ほどの和歌を残した歌人としても知られています。

賀茂真淵記念館では、賀茂真淵の生い立ちや彼が研究した万葉集などを学ぶことができます。
クールジャパンの「和の美」を大切にする精神にもつながる、日本古来の美意識を感じることができそうですね。

浜松の歴史観光スポットその5:高柳記念未来技術創造館

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※参照:http://www.hamlife.jp/2014/02/15/kengakupoint-takayanagi-museum/


静岡大学の浜松キャンパスにある高柳記念未来技術創造館では、世界で初めてブラウン管による電送・受像に世界で初めて成功した「テレビの父」と呼ばれた東区出身の偉人、高柳健次郎の業績を知る事ができます。


特に注目すべきはこちらでしょう。

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※参照:http://www.hamamatsu-books.jp/category/detail/4d8979df8bd9b.html


これは、高柳博士の研究チームが1926年に、世界ではじめて電子式テレビで「イ」の字を映し出すのに成功したときの再現装置です。
今では3Dになるほど進化したテレビですが、その原点はこのようなものだったんですね。

浜松の歴史観光スポットその6:本田宗一郎ものづくり伝承館

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※参照:https://www.tenhama.co.jp/spot/list/284/


天竜区にある本田宗一郎ものづくり伝承館も見逃せません。

同区出身の本田宗一郎の業績を紹介したこの場所では、彼の仕事ぶりやその創造力、そして諦めずにチャレンジするといった哲学やふるさとで育んだ夢など、世界のホンダをつくりあげた本田宗一郎という人物について、多角的な展示を楽しむことができます。

入場は無料なので、気軽に入れるのも好ポイントです。戦後日本の復興の立役者の一人でもある本田宗一郎の情熱あふれる人生を感じることができそうですね。

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浜松の歴史観光スポットその7:井伊谷城趾城山公園

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※参照:http://www.nihon-kankou.or.jp/detail/22202ah3332024657


そして最後にご紹介するのが、大河ドラマ「おんな城主直虎」ゆかりの城である井伊谷城の跡がある井伊谷城趾城山公園です。

現在は井伊谷城はなくなっており、その跡地が公園となっています。
城山という文字だけに少し歩きますが、山頂からは浜松の地が一望できる好スポットです。

また、公園の周りいは井伊家の菩提寺である龍譚寺(りょうたんじ)や、かつて井伊家が仕えた南朝の宗良親王ゆかりの二宮神社があるので、この辺りを同時に訪れてみるのもおすすめです。

この記事のまとめ


浜松の歴史に関する観光スポットを7つご紹介しました。

浜松市内には奈良時代から昭和時代に至るまで、さまざまな歴史の魅力が詰まった史跡やお寺があります。徳川家康や井伊直虎といった戦国武将をはじめ、聖武天皇や賀茂真淵、高柳健次郎や本田宗一郎といった歴史に名を残した人物の業績を、観光スポット巡りを通して感じてみるのも面白そうですね。

なお、以下の記事では「おんな城主直虎」のヒロインである井伊直虎の家族について解説しているので、興味があれば一度ご覧になってみて下さいね。

※参照:井伊直虎の父親や婚約者について。井伊直政との関係は?